ウルトラC

好きなものを好きなだけ

海について

いつのまにか時は流れるもので、2019年を迎えさらに春を迎えようとしています。


御機嫌よう、ご無沙汰していました。


書きたいネタはたくさんあり下書きにどんどん溜まるものの書ききる時間がなくてこんなに期間が空いてしまいました。ごめんなさい。

今日は深く考えずにつらつら書こうと思うのでまとまりのないとりとめのない話になると思います。ご容赦を。



今日は海について書いてみようかなと思います。


最近とにかく忙しくって正直プライベートな時間はほとんどない春休みを過ごしていました、ワオ
日々に忙殺されて気づけば時間は経って家に帰宅する頃にはもう記憶がなくて、てな感じの生活を送ってるわけですが、徐々に心がすり減ってストレスが溜まってたときに、「海に行きたい!」っていう衝動が止まらなくなりました(笑)



それで海についてちょっと考えたんですよ。

そもそもわたしは幼い時から海が嫌いでした。まず、泳げないから水が怖い。逆も然りだけど。でも一番嫌いなのはそのまま飲み込まれてしまいそうなところでした。ひっそりと音を立てずに海底に飲み込まれて、誰にも気づかれないまま死んでしまうんじゃないか、わたしが溺れて沈んでも世の中はなんら変わらず回ってしまう、そんな気がしてとにかく怖かったです。だから海が嫌いだった頃は、わたしにとって海は「孤独」の象徴だったのかもしれません。


わたしのこの海への印象が変わったのは一年前。
それまで誘われたら海水浴に行くけど海に魅せられることは一度もなかったんです。でも或る日突然、「あ、わたしちゃんと澄み渡った綺麗な海を見たことがないな」って思って、このままじゃ死ねないなと思いました。どうしてもわたしは綺麗な海を今見に行かなくちゃいけない。そういう類の使命感にかられ、一ヶ月後グアムに行きました。

そこで見た海はわたしの知ってる海じゃなかったです。

有名なタモンビーチは地元の人は皆「汚い」と呼ぶ。でもわたしがそれまでの人生で見た中で一番綺麗な海でした。

綺麗なグリーンで、テレビで見たことあるなあというレベルのものを目の前にして、人々が求める海はこういう海か!という衝撃でした。



次に南の方の海にも行きました。ここではパラセーリングをしたんですが、海って本当に青いんだ!と驚きました。

永遠に続く青。生命の源といわれる意味がわかった気がしました。とにかく命のエネルギー、地球のエネルギーを感じるんですよね。私たち人間にはどうにもできないぞという気概まで感じて。すごかった。



そして最後の最後にわたしの人生できっと超えることのない衝撃を与えた海にも出会いました。
車でしか行くことのできない、野生動物保護区にある海です。

この海はジャングルを超えてようやくたどり着く海なのですが(写真の木の部分がジャングルのようになってる。道無き道)


海が見えた時信じられないくらい鳥肌が立ちました。

こんな透明度の高い海が存在するんだ。ファンタジーの世界だけだと思っていました。
ここでボーーッとひたすら海を眺めているとなぜかとても安らぎを覚えました。「ああ、こういうところを人は楽園と呼ぶんだろうなあ」自然とそう思いました。こんな美しさはあらゆるものの果てにしかなくって、わたしはたまたま来れただけで本当の意味でたどり着いていないそんな場所。ひとはこういう海から生まれて、こういう海に帰るんだなあ。日本にいるときに、自分が負担に思っていたこと、自分の好きじゃない部分、そういうネガティブなものも自分自身さえも何もかも大した意味のないものに思えて、「結局ここに帰ってくるんだな私は」という絶対的な真理を見つけたように思えました。

グアムに行ってからは海がわたしの安らぎの場所になり、今までの人生における孤独の象徴から印象がひっくり返りました。

そして海は結局何色なんだろう。場所、季節、天気、そしてわたしの気分、そういうもので彩られるように思えるから、同じものは2度と見れないのだろうな。




人生で出来るだけたくさん海を、海のいろんな顔を見れるといいなあ。そして海を見ながら幕を閉じたいね。


最後に最近見た三つの海載せますね。


冷たくって激しい日本海 @伊根 初春 夕方


多くの人に夢を与えた太平洋 @桂浜 年末 朝


きっと何もかも飲み込んでしまうんだろうな @海雲台 クリスマス 夜