ウルトラC

好きなものを好きなだけ

輝く星になった君へ

みなさん、ごきげんよう☀️


今日は私たちの元を去った天使のような彼について、正しくは私にとっての彼について話してみようと思う。
これは誰かに聞かせたいものというよりは、この感情を忘れたくないから書く。

世界で一番美しい人が18日私たちの元から飛び立った。

私はそのときバイトの休憩中で、Kst○leから速報が入っていた。そこには「SHINee ジョンヒョン 遺体で発見」と書かれていた。あまりに現実離れした文字の羅列に思わず?がたくさん頭に浮かんだ。そのとき私は速度制限にかかっていたので記事自体を読むことができず、なんかのバラエティの宣伝か〜〜!!心臓に悪すぎやろ〜〜!!って無理やり笑ってた。でも急に怖くなって、Twitterを見てしまった。そこは多くの人の阿鼻叫喚に埋め尽くされていた。休憩も終わりを迎えようとしていたので、やっぱり私はまさかな〜〜(苦笑い)と思いながら業務に戻った。

バイトが終わって、家に戻って、記事を読んで、Twitterを読んだけど、そのときまだ公式からの発表がなかったので夢現だった。

そして二、三時間して、公式から発表があった。それでもやっぱり嘘だとしか思えなかった。だって彼はついこの間ソロコンサートをしたじゃない?しかも自殺?そんはずないわ。わけもわからずただただ恐怖だった。

それから二日間、私は気が狂ったように時間を見つけてはSNSを調べ続けて、どこかで嘘だよって書いてないか必死に探した。涙なんて1つも流さずに。鳥肌だけがおさまらなかった。遺書を読んでも、遺影を見ても、弔問の様子を動画で見ても、ただわからなかった。本当に、バカみたいにわからなかったんだ。でもきっとこれは嘘じゃないことはわかっていた。でも口に出すと本当になってしまう気がして、SNSではずっと彼への慰めを呟いていたけど、一度も口に出すことができなかった。友人に大丈夫?って聞かれて初めて一粒ぽろっと涙が出たけど、でもやっぱりわからないって言って逃げていた。ただ、ジョンくんの曲は聞けなかったし、もちろんSHINeeの曲を聴くことだってできなかった。

そして20日の夜、いよいよ明日彼が本当にこの世から姿形が無くなるということが現実味を帯びてきて、ついに私は自分だけじゃ受け止められなくなった。私は母に話した。
もう、ジョンくんが明日本当に消えてしまう。ずっとずっと認めたくなかったけど怖くて逃げてたけどもう彼はいないんだなあって。寄り添ってくれた彼はどこに行ってももう会えないんだなあって。そう伝えると、母は私にこう言ってくれた。受け止めるしかないんだと。彼の選択をもう残された私たちは受け入れるしかない。そして、鬱病による自殺はもうそれは病死なのだと。逃げた訳じゃなく、必死に闘って闘って闘った末にどうしても勝てなかっただけだ。彼が悪いわけではなく、もうそれはたまたま病気が強かっただけだ。そう言われてやっと彼の死を認めることができた。大泣きした。赤ちゃんみたいに大泣きして、ようやく私は受け入れる準備をしたのだ。

私は翌日最後の儀式のように黒い服を着て、彼の出棺を動画ではあるが見届けた。涙が止まらなかったけど、二日間狂ったように見続けた動画と違って、ちゃんと痛みを感じながら見送ることができた。これで本当にさようならが言えた気がした。

私にとってSHINeeは太陽だった。好きになったのはきっと周りからすると少し遅かっただろうし、実際に会いに行けたのはたった3回だ。だけど彼らの音楽はいつも心が折れそうなときに励ましてくれて、元気をくれて、寄り添ってくれていた。

推しはキーくんだけど、SHINeeは5人でSHINeeだし、5人みんなが好きだった。

ジョンくんは暖かい日差しのような人だった。心に影がさすとき、そっと照らしてくれるように彼は私の影に寄り添ってくれた。私が迷うとき、その力強い声で私の背中を押してくれた。彼の優しさと強さが私はとても好きだったし、憧れていた。

彼の作る曲はいつも優しかった。お疲れ様、そんなに無理しなくていいよ、ありのままのあなたが素敵よってそっと耳元で囁いてくれるような曲だった。一方で、激しくてセクシーで大人な曲もあった。ほんの少しの孤独を感じられるところが好きだった。また彼の繊細さを感じられる歌詞が好きだった。私には見えない世界が曲を通して彼の視点で見ることができる。そういうところがとてもとても好きだった。本当に音楽に愛されていたのだなあと思う。

彼は孤独に苛まれて、音楽に呪われて最後はこのような選択をすることになったけど、きっと今まで幸せであったこと、たくさんの人に愛情を注いでもらったことをきちんと理解していたから多くの人に惜しまれる存在だったのだろうなあと思う。彼はもういなくなってしまったけど、彼の愛と彼の音楽と彼の兄弟はのこるから。私は彼を喪った哀しみと痛みを抱えながら、彼の愛したものを大事に大事にしていきたいと思う。

音楽に愛され音楽に呪われた人生だったけど今度は愛だけを一身に受けて。どうかどうか安らかに。どうかどうか幸せに。また会えるその日まで、さようなら。ありがとう。お疲れ様!



https://youtu.be/J_TUDdLYiYo

(最後に、わたしを支えてくれた動画を貼っておきます。私も浪人したので、私まで癒されていました。)